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七つの力。それは世界の理を示す。
一つ一つが交わりあって、螺旋のように絡み合い、世界を練り上げていく。そこに神は存在し、人が生まれた。 世界の理。それは即ち、炎、光、雷、土、風、水、星の七つ。 炎、人の知恵となりて、破壊と創造をもたらす力とならん。 光、人の心となりて、世界に善と悪を齎さん。 雷、人の目となりて、その可能性を広げ、また閉ざす力とならん。 土、自然の理なりて、命を営み消し去らん。 風、自然の理なりて、命を運び奪い去らん。 水、自然の理なりて、命をもたらし、その帰る場所とならん。 星、天の使者なりて、世界の理をその名の下に統べん。 天と地、そして人。人間は彼らを、いつしかこう呼んだ。 三柱天神と……。 本ファイルは、不肖 戸之道祇の作成したオリジナルのシステムのルールを記したものであります。 題して、「虹色のレインディアRPG」。まあそのままですね。この虹色のレインディアRPG(当システムと呼称)は、当システムのルール作成者の作品「虹色のレインディア」の世界観を基に組み上げたものです。故に、原作者の個人的な趣味趣向が多分に含まれていることと思われますが、その辺りのあれこれはどうかご容赦いただけますよう存じます。 さて、当システムは、「レインディア」という世界の中心とされている「虹色諸島」を舞台とし、プレイヤー・キャラクターたちが様々なドラマを織り成すTRPGシステムです。まあ後半はどうか妖しいものですが、そうありたいと思っているということでどうか一つ。 レインディアには、我々の世界と同じように武器も人も存在します。ですが、現代の我々の世界では夢、幻とされていた存在、即ち妖怪や妖術などといったものすら存在しています。時として妖怪は人を脅かす存在となり、妖術は科学技術の発展を妨げたり……。そんな世界が、レインディアなのです。よくあるタイプの世界観ですね。 レインディアにおいては、プレイヤー・キャラクターの多くは何かしらの「戦う術」を持っています。それは武器を取って戦う「武士」の力だったり、妖術の力で戦う「術士」の力だったりします。その力で、人に仇なす妖怪を打ち倒したりといったことをするのが、プレイヤー・キャラクターです。彼らは、他のシステムで言う「冒険者」と似た存在なのです。 TRPGにおいて私たちが戦う術、それはペン、紙、サイコロ、そして知恵です。その勝利の条件は「楽しむこと」です。究極的には、TRPGに敗者など存在し得ないのです。恐れることはありません。その手にサイコロとペンを持って、戦いの場へと馳せ参じましょう。 ※本システムは、ソード・ワールドシリーズのルールを基に製作されています。また、このシステムは商業目的ではありません。 PR |
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PCとは、プレイヤーの分身となるものです。この章では、PCの作成を手順を追って説明していきます。
1.1種族の決定 ├─種族の決定 └─種族概要 1.2能力値の決定 1.3技能の習得 ├─技能 ├─経験点 └─能力値補正 1.4特技の習得 1.5能力の算出 1.6装備品の購入 1.7言語の習得と個人情報 ├─言語 ├─パーソナルデータ └─経歴 1.8性格値 ├─性格値 ├─性格値表 └─無感、無欲、本能、無心について 1.9成長 ├─経験点の獲得 ├─経験点の使用 ├─技能・能力値の成長 └─性格値の成長 |
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レインディアには、様々な種族が存在しています。人間を始め、妖人と呼ばれる種族や竜人と呼ばれる種族、そして妖怪と人との間に生まれた半妖などです。
PCとして使える種族は、そのうち以下のようなものとなります。以下の種族の中から一つを選び、PCの種族とします。 ・人間 - 人間/炎 - 人間/光 - 人間/雷 - 人間/土 - 人間/風 - 人間/水 - 人間/星 ・妖人 ・竜人 ・半妖 - 半妖/天 - 半妖/地 - 半妖/人 ■種族の乱雑決定 種族を乱雑に決定する場合は、まず1dを振って、その出目と以下の表を照らし合わせて、人間、妖人、竜人、半妖のどれかを決定します。 表1.1種族決定・壱 | 出 目 | 種 族 | | 1 | 竜 人 | | 2~4 | 人 間 | | 5 | 半 妖 | | 6 | 妖 人 | 種族が人間である場合、更に2dを振って、その出目と以下の表を照らし合わせて部族を決定します。 表1.2種族決定・弐 | 出 目 | 部 族 | | 2 | 土 | | 3~4 | 光 | | 5~6 | 風 | | 7 | 炎 | | 8~9 | 雷 | |10~11| 水 | | 12 | 土 | |
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能力値
能力値は、PCの身体的な能力を数値で示したものです。例えば、「器用度」が高いPCは手先が器用で、様々な道具を扱うことに長けています。「敏捷度」が高いPCは身軽で素早い動きが可能です。 能力値には、以下のようなものがあります。 ・器用度 PCの手先の器用さ、道具の扱いのうまさを表す数値です。この値が高いと、攻撃を敵に当てやすくなったり、細かな作業ができるようになったりします。 ・敏捷度 PCの素早さ、身軽さといったものを表す数値です。全身、特に足を使った作業に関連します。 ・知力 PCの頭の回転の速さ、知識量、そして勘の鋭さを表す数値です。この値が高いと、敵の動きを読めたり、難しいものを理解できるようになります。 ・筋力 PCの力の強さを表す数値です。この値が大きければ大きいほど、大きい武器や重い防具を持てるようになります。 ・生命力 PCの肉体的な打たれ強さを表す数値です。この値が大きければ大きいほど、肉体的な負傷などに耐えやすくなります。また、病気などにも強くなります。 ・持久力 PCがどれだけ激しい運動を続けていられるか、つまり体力の多さを表す数値です。この値が大きければ、その分だけ長い間激しい運動を続けることができます。 ・精神力 PCの精神的な打たれ強さを表す数値です。この値が大きければ大きいほど、そのPCの意志は強いことになります。 これらの能力値が増減するということが起こりえます。何らかの能力や妖術で、これらが減少した結果、その能力値が0以下になった場合は、いかなる場合においても行動不能になる、あるいは、その能力値を用いる判定全てが行えなくなります。基本的に能力値が0以下となっても意識は失いませんが、精神力に限り意識を失います。生命力が0以下になっている場合は、そのPCは死亡します。 各種族の能力値 各能力値は、各種族によって算出方法が決められています。 ・人間/炎 ・人間/光 器用度=10+2d 器用度=6+2d 敏捷度=8+2d 敏捷度=6+2d 知 力=5+2d 知 力=11+2d 筋 力=7+2d 筋 力=4+2d 生命力=8+2d 生命力=7+2d 持久力=7+2d 持久力=7+2d 精神力=6+2d 精神力=10+2d ・人間/雷 ・人間/土 器用度=8+2d 器用度=9+2d 敏捷度=8+2d 敏捷度=4+2d 知 力=8+2d 知 力=4+2d 筋 力=7+2d 筋 力=9+2d 生命力=7+2d 生命力=10+2d 持久力=6+2d 持久力=8+2d 精神力=7+2d 精神力=7+2d ・人間/風 ・人間/水 器用度=7+2d 器用度=7+2d 敏捷度=11+2d 敏捷度=8+2d 知 力=6+2d 知 力=6+2d 筋 力=5+2d 筋 力=6+2d 生命力=6+2d 生命力=7+2d 持久力=9+2d 持久力=7+2d 精神力=7+2d 精神力=10+2d ・人間/星 ・妖人 器用度=7+2d 器用度=9+2d 敏捷度=7+2d 敏捷度=9+2d 知 力=7+2d 知 力=11+2d 筋 力=6+2d 筋 力=4+1d 生命力=8+2d 生命力=4+2d 持久力=8+2d 持久力=7+2d 精神力=8+2d 精神力=11+2d ・竜人 ・半妖/天 器用度=11+1d 器用度=7+2d 敏捷度=11+1d 敏捷度=6+2d 知 力=6+2d 知 力=12+1d 筋 力=9+2d 筋 力=8+2d 生命力=11+2d 生命力=7+2d 持久力=10+2d 持久力=7+2d 精神力=7+2d 精神力=9+2d ・半妖/地 ・半妖/人 器用度=11+2d 器用度=6+2d 敏捷度=7+2d 敏捷度=10+2d 知 力=5+1d 知 力=10+1d 筋 力=8+2d 筋 力=7+2d 生命力=9+2d 生命力=7+2d 持久力=8+2d 持久力=8+2d 精神力=5+2d 精神力=8+2d サイコロの結果 さいころを振った結果が気に入らない場合、一度だけ2dなら2d同士、1dなら1d同士のさいころの結果を一組選んで、入れ替えることができます。例えば、炎の種族を選択して、筋力が高くなってほしいけれども出目が悪く、代わりに知力の出目が良い場合、それぞれの結果を入れ替えられます。入れ替えた場合はその他の能力で同じ事は行えません。1dと2dで出目の入れ替えは行えません。 |
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技能とは、PCがどのような仕事をして、どのような経験をしてきたかというものを表す数値です。経験の浅い傭兵ならば、「傭兵」の技能を少しだけ持っていることになります。こういった、その技能に関する強さを「習熟の度合い」、すなわち段数と言います。
技能の段数は1~10までの数値で表され、高ければ高いほどその技能に関しては「強い」、ということになります。技能段数0というのは、その技能に全く習熟していないことを表し、技能段数10というのは、人間を初めとした人型種族としての限界に達していることを表します。 技能には、3つの分類があります。1つは「戦士系技能」、1つは「術士系技能」、そしてもう1つは「その他技能」と分類されます。PCはそれぞれの分類に対して技能を1つだけ習得することができます。 戦士系技能: ・武士(経験点表・甲) 武器と防具で武装し、戦うための技能です。全ての武器や防具を扱え、状況に応じて臨機応変に戦うことのできる、戦いの専門家です。また、彼らはある程度、野外での隠密行動に精通しています。 ・闘士(経験点表・甲) 自らの身体を武器にして戦うための技能です。身軽さと手数を重視するため、武器は装備できず、明記された防具しか装備することはできません。 武器を持つもの、防具で身を固めたものに対してははっきりと劣ります。目立ったダメージを与えることができず、また敵から受けるダメージは殆ど受け止められないからです。 ・忍者(経験点表・甲) 数々の術で人の目を欺き、時には暗殺を行い、時には潜入する、隠密の専門家です。場所によっては「盗賊」と呼ばれる場合もあるそうです。身軽さ、素早さ、的確さを重視した戦い方をし、武器も防具も限られたものしか扱えませんが、戦闘力は武士に劣りません。 ・射手(経験点表・乙) 弓などの飛び道具を扱う技能です。彼らの多くは、遠くにいるものに狙いを定めて目標を打つことに習熟しています。 術士系技能(経験点表・乙): ・炎術士 炎妖術を使うための技能です。炎の力を操り、火を生み出すことに長けています。また、武器の扱いも火の営みに含まれるとされていて、武器に様々な効果を付与する妖術も炎妖術に含まれます。詠唱時間が短く、破棄難易度(後述)が最も低いと言う利点を持ちます。 ・光術士 光妖術を使うための技能です。光の力を操り、多くのものに光の恵みを与えます。補助系の妖術が多くあるのが特徴です。 ・雷術士 雷妖術を使うための技能です。雷の力を操り、雷を引き起こしたり、磁気を操ります。攻撃系の妖術が多く連なり、その威力は大きいのですが、詠唱時間が長く、破棄難易度が高いという欠点も持ちます。 ・土術士 土妖術を使うための技能です。地の力を操り、防御能力を高めたり、果ては地震を引き起こすことまでできます。破棄難易度は炎妖術に次いで低いです。 ・風術士 風妖術を使うための技能です。風の力を操り、身体能力を高めたり、竜巻を起こしたりできます。土妖術と同じく、破棄難易度は炎妖術に次いで低いです。 ・水術士 水妖術を使うための技能です。水の力を操り、敵を邪魔したり、水を凍らせたり、果ては津波を引き起こすことすらできます。破棄難易度は全妖術中、中堅の位置にいます。 ・星術士 星妖術を使うための技能です。ものの重さを変えたり、浮かばせたりできます。もっと力が強くなれば、隕石を呼ぶことも可能になります。破棄難易度は全妖術中最高。 その他系技能 ・巫(経験点表・甲) 神を祀り神に仕え、神意を世俗の人々に伝える技能です。妖術士が自然的な力を操るのであれば、巫はそれを超えた超自然的な現象を引き起こします。神をその身に降ろし、啓示を受けることや神通力で傷を癒したりといった奇跡を起こします。 ・巻物師(経験点表・乙) 妖力を込めた巻物を作る専門家です。 ・射手(経験点表・乙) 馬などを操る専門家です。 |
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