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■目次
├─0.はじめに │ ├─0.1基本用語(TRPG編) │ └─0.2基本用語(世界編) ├─1.PCの作成 ├─2.行為判定 ├─3.妖術 ├─4.戦闘 ├─5.その他のルール ├─6.データ ├─7.世界 ├─8.GM └─9.敵 PR |
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七つの力。それは世界の理を示す。
一つ一つが交わりあって、螺旋のように絡み合い、世界を練り上げていく。そこに神は存在し、人が生まれた。 世界の理。それは即ち、炎、光、雷、土、風、水、星の七つ。 炎、人の知恵となりて、破壊と創造をもたらす力とならん。 光、人の心となりて、世界に善と悪を齎さん。 雷、人の目となりて、その可能性を広げ、また閉ざす力とならん。 土、自然の理なりて、命を営み消し去らん。 風、自然の理なりて、命を運び奪い去らん。 水、自然の理なりて、命をもたらし、その帰る場所とならん。 星、天の使者なりて、世界の理をその名の下に統べん。 天と地、そして人。人間は彼らを、いつしかこう呼んだ。 三柱天神と……。 本ファイルは、不肖 戸之道祇の作成したオリジナルのシステムのルールを記したものであります。 題して、「虹色のレインディアRPG」。まあそのままですね。この虹色のレインディアRPG(当システムと呼称)は、当システムのルール作成者の作品「虹色のレインディア」の世界観を基に組み上げたものです。故に、原作者の個人的な趣味趣向が多分に含まれていることと思われますが、その辺りのあれこれはどうかご容赦いただけますよう存じます。 さて、当システムは、「レインディア」という世界の中心とされている「虹色諸島」を舞台とし、プレイヤー・キャラクターたちが様々なドラマを織り成すTRPGシステムです。まあ後半はどうか妖しいものですが、そうありたいと思っているということでどうか一つ。 レインディアには、我々の世界と同じように武器も人も存在します。ですが、現代の我々の世界では夢、幻とされていた存在、即ち妖怪や妖術などといったものすら存在しています。時として妖怪は人を脅かす存在となり、妖術は科学技術の発展を妨げたり……。そんな世界が、レインディアなのです。よくあるタイプの世界観ですね。 レインディアにおいては、プレイヤー・キャラクターの多くは何かしらの「戦う術」を持っています。それは武器を取って戦う「武士」の力だったり、妖術の力で戦う「術士」の力だったりします。その力で、人に仇なす妖怪を打ち倒したりといったことをするのが、プレイヤー・キャラクターです。彼らは、他のシステムで言う「冒険者」と似た存在なのです。 TRPGにおいて私たちが戦う術、それはペン、紙、サイコロ、そして知恵です。その勝利の条件は「楽しむこと」です。究極的には、TRPGに敗者など存在し得ないのです。恐れることはありません。その手にサイコロとペンを持って、戦いの場へと馳せ参じましょう。 ※本システムは、ソード・ワールドシリーズのルールを基に製作されています。また、このシステムは商業目的ではありません。 |
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・TRPG
テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲームの略称。本来は単にRPGと称するものだが、家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機のRPGと区別するためこの呼び名で呼ばれる。紙とペン、サイコロやトランプなどの乱数発生装置を用いて、テーブルトーク(卓上で話す、つまり卓を囲うの意)とロール・プレイング(役割を演じるの意)でゲームを進行させる。 ・システム TRPGを遊ぶ上でのルールとデータをまとめたもの。作者の再現したい世界観、想定したプレイスタイルが反映されている。 ・プレイヤー ゲームを遊ぶ人のこと。 ・プレイヤーキャラクター プレイヤーが演じる登場人物のこと。PCと略される。 ・ゲームマスター ゲームの進行役。ルール等の裁定はゲームマスターに一任される。GMと略する。 ・ノンプレイヤーキャラクター NPC。GMの演じる登場人物。 ・キャラクター プレイヤー・キャラクター、ノン・プレイヤー・キャラクターを含めた登場人物全体のこと。「人物」ではあるが、モンスターも含まれる。 ・キャラクターシート PCのデータを書き留めておくもの。これがなければセッションはできない。 ・レコードシード 戦闘などでPCのデータが書き換わることがある。その度にキャラクターシートを書き換えるのは面倒なので用意するもの。獲得した経験点などもここに記す。ちょっとしたメモ書きにも使用できる。ある種のシステムには存在するが、このシステムにおいては使用しない。 ・セッションシート GMがセッションに参加するPCを管理するために用意するもの。このシステムにおいては使用しない。 ・セッション TRPGを1回遊ぶ、その単位。 ・キャンペーン 連続性のあるセッションを指す。マンガやアニメに例えると、単発のシナリオは一話完結もの、キャンペーンは長編ものである。 ・シナリオ セッションにおいて起こる事件などのバックボーンとなるもの。 ・イベント 物語上起こる事件や行事を意味する。イベントシーン、イベント戦闘などという用い方をする。 ・端数 本システムでは、除算の結果生じた端数は、基本的には切り捨てとする。指定がある場合は、それに従う。 ・nd さいころn個を振って、その和を取ること。nは整数とする。 ・算用数字 本書では、算用数字は「数値的な意味が大きいもの」「規則的な意味が大きいもの」にのみ使われる。そのため文中には漢数字と算用数字が混じっている場合もある。 ・括弧 本書では、妖術の名称を《》で括り、特技の名称を『』で括り、状態異常の名称を【】で括り、地形属性の名称を[]で、武器や防具などは <> で括ることとする。 また、「名称:○○」とあるものは、特技や妖術などの名前に「○○」が含まれることを示す。 ・ルールの齟齬について 本書に記されたルールが齟齬を生んでいる場合、基本的に「特技」や「妖術」などの「特殊な効果」を優先する。その他の場合はGMの裁量に依ることにする。 |
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・レインディア
本システムにおける世界。その呼称は区別的に用いられているものである。我々が世界をただそう呼ぶように、レインディアの住民もレインディアをただ「世界」と呼んでいる。我々の世界も、外のものからすれば名前がつけられている可能性があって、それを我々が知ることはできない。それと同じである。 虹色諸島を中心として、五大陸から成る。なお、それぞれが現実世界の五大陸と対応している。世界の文明レベルとしては、江戸初期(17世紀)に相当。 ・虹色諸島 レインディアの中心にあるとされている島々。炎の島・ルビ、光の島・サカエノモリ、雷の島・トルマ、地の島・クニバヤシ、風の島・スイ、水の島・ミヅハイ、星の島・アマトの七つの島からなる。 本システムの舞台となる島々である。現実世界における日本列島に対応。昔は「大八島国」と呼ばれていた。 ・七色岩 虹色諸島の中心にある、小さな島一つほどはある大きな岩。 ・妖術 レインディアを支えている力、それを利用した技術の総称。人間で妖術が使えるのは、虹色諸島の人間のみ。 ・妖力 レインディアを支えている力。七つの種類があり、それは炎、光、雷、地、風、水、星となって七色岩から湧き出すとされている。またこの力は、妖術を使う際に重要となるものである。 ・五元素 妖力の源。ヰツ(発音は「イツ」)と呼ばれる。それぞれウツホ、カセ、ホ、ミツ、ハニ。前者三つが陽とされ、後者二つは陰とされる。五元素の伝達の仕方によって七つに別けられ、それが妖力となる。 ・宗教 地域によってまちまちだが、虹色諸島では多神教。古事記・日本書紀に酷似した内容の神話が伝わっているが、国家は大陸との戦いの末に七つに分裂している。 ・単位 尺貫法を用いている。長さの単位は、一寸が約三センチ、一尺が約三〇センチ、一丈が一〇尺で約三メートル。面積は長さの単位を組み立てて表す。例えば一方尺(九平米)、一方丈(九〇平米)など。土地などには坪などを用いる。重さの単位は一貫で約三キロと七五〇グラム。 時間に関しては、日、時間、分、秒をそのまま用いる。 ・通貨単位 虹色諸島では「両」が使われる。 ・一日 一日の始まりを午前六時とし、終わりをその二四時間後とする。一日に一回だけ使える能力などは一日の始まりに初期化される。 ・カタカナ語 虹色諸島においては、日常会話において、カタカナは人名や地名などを除き全く使われない。逆に言えばカタカナは固有名詞である証である。 セッションなどのTRPG用語は、無理に訳さずそのまま用いる。 |
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PCとは、プレイヤーの分身となるものです。この章では、PCの作成を手順を追って説明していきます。
1.1種族の決定 ├─種族の決定 └─種族概要 1.2能力値の決定 1.3技能の習得 ├─技能 ├─経験点 └─能力値補正 1.4特技の習得 1.5能力の算出 1.6装備品の購入 1.7言語の習得と個人情報 ├─言語 ├─パーソナルデータ └─経歴 1.8性格値 ├─性格値 ├─性格値表 └─無感、無欲、本能、無心について 1.9成長 ├─経験点の獲得 ├─経験点の使用 ├─技能・能力値の成長 └─性格値の成長 |
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